家族葬とは

家族葬とは 親しい人が亡くなった後、お別れのスタイルとして家族葬という言葉をよく耳にすることがあります。なぜ近年家族葬が多くの人に選ばれているのでしょうか。
家族葬とは親族やごく親しい人のみで執り行うお葬式のスタイルです。今までは親族をはじめ知人や会社関係など様々な人に参列をしていただく従来のお葬式スタイルが一般的でした。2000年代はじめに家族葬という言葉がでてきましたが、大勢の人でお見送りをするのが当たり前とされた認知度が低い時代においては批判的な意見もありました。しかし現在は認知度も高まっており、終活ブームの影響もうけ故人の意思で家族葬を選ぶケースも増えてきました。他にもお葬式の費用を抑えたい、家族だけでゆっくりとお別れがしたい、スタンダートなお葬式に魅力を感じない、など選ばれる理由は様々です。本来は遺族だけで行うお葬式を指しましたが、現在は遺族に加え親戚やごく親しい人を含めた少人数で執り行うスタイルが一般的に家族葬と呼ばれています。厳密な定義はありませんが参列者は20人から30人とされています。

家族葬が普及してきた背景にはいくつかの要因が挙げられます。一つ目には大規模なお葬式に対する疑問です。高度成長期以降お葬式には親族はもちろんですが会社内外、地域の人など様々な人が参列をしていました。大規模大人数になると、遺族はその対応に追われ落ち着いて故人とお別れをする時間がとれないばかりか、費用も多くかかるケースもありました。そこで、ゆっくりお別れがしたいというニーズが生まれたのです。二つ目は地域のつながりの希薄化です。一生を同じ土地で過ごす人が多かった時代もありますが、現代は生活の場を都市部へ移す人も増えてきました。かつてお葬式は次のその家の代表、家業の継承をお披露目する社葬のような要素もありました。しかし世代交代を地域に知らせる必要性が少なくなったため、お葬式のステージは地域ではなく家庭単位になったのです。地域のつながりばかりか親戚付き合いも近年希薄になってきています。最後は核家族化の増加と参列者の高齢化です。核家族化や少子化の問題などで参列する人数自体が減少していることや、故人と所縁のある人の高齢化が進むにつれて、参列が難しいケースも増えています。少人数で思い思いにお別れがしたいというニーズがでてきたのです。

家族葬は一般的なスタンダードなお葬式に比べ、故人や遺族の希望を比較的反映させやすいフレキシブルなスタイルとして、今注目を集めています。

最新ニュース